貯水槽は基礎・地盤から安全を確保

2021年09月29日 地質

貯水槽の基礎や地盤の重要性について説明します。近年は特に大規模災害が起こった場合の備えとしても存在価値を高めている貯水槽。貯水槽が安定して役割を保つためにはしっかりした管理や綿密な設計に加えて、基礎や地盤の堅牢さが求められます。

貯水槽の役割

貯水槽とは、毎日の生活に不可欠な水を貯めておくための設備の総称です。地上または地下にあるものを受水槽、屋上にあるものを高置水槽(高架水槽)と呼びます。大量の水を使用する施設は断水による影響が大きいので、水の貯留が不可欠です。大規模な災害が起こった際や夏季の給水制限時の備えにもなります。

貯水槽水道の管理

貯水槽のあるマンションやビルは、水道法上、施設全体が「貯水槽水道」に分類されます。貯水量の規模によって次の通り区分されています。

・簡易専用水道

受水槽の有効容量が10㎥以上。設置者または管理者は1年以内に1回の定期的検査を受け、法定点検を行います。

・小規模貯水槽水道

受水槽の有効容量が10㎥未満。設置者または管理者は上記に準ずる検査を受け、点検を行います。

検査および点検については水道法や地方自治体の条例によって細かく定められています。検査および点検に関わる人々もその道のプロで、管理義務を怠っていないかを厳しく確認します。貯水槽はそれほど重要な施設なのです。

貯水槽の安全は基礎と地盤から

災害の多い昨今においては耐震性貯水槽が求められています。設置の際は、本体について綿密な設計が行われます。基礎も重要です。さらに受水槽の場合は地盤に強度があることが求められます。たとえしっかりした設計のもと本体が作られていても、基礎や地盤が脆弱であれば貯水槽はいざというときの役割を果たせません。

地盤については、軟弱な地盤や不均一な地盤でないか・地震が起こった際に液状化する恐れがないかを確認します。同時に、地下水位の状況を確認します。砂質土は地震の際に液状化を起こして支持力が低下する可能性があるので注意が必要とされます。

地盤調査の方法はボーリング調査が推奨されますが、他の調査でもよいとされる場合があります。また、地盤調査の他に室内配合試験などが行われることがあります。

調査の結果、軟弱地盤や液状化の恐れのある地盤と判断された場合は地盤改良が必要です。地盤改良についてはセリタ建設にお任せください。