建設DX推進の背景と測量・設計・施工・維持管理におけるDXの活用方法

2024年04月04日 建設DX

デジタル技術の活用によって建設現場の負担を減らし、業務効率化を目指す取り組みである建設DXですが、その背景や実際に用いられているデジタル技術について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、建設DX推進の背景とDXの活用方法についてまとめました。

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建設DXが推進される背景とは?

国土交通省は建設DXの導入を推進していますが、その背景には感染症対策に向けたリモート型の働き方や、建設現場における生産性・安全性向上が求められていることがあります。

そこで、5GAI3D技術などのテクノロジーを活用し、インフラ分野のDXを進める取り組みが行われています。

 

建設プロセス全体でデジタル技術を活用する取り組み

具体的にどのような場面でデジタル技術が活用されるのか、「測量・設計・施工・維持管理」のそれぞれのプロセスに分けて紹介します。

 

測量

従来の方法による測量では、測量機器を活用しつつも、実際の計測は人間の手によって行われるのが一般的でした。

そこで、ドローンや準天頂衛星システムなどの3次元計測を導入し、計測業務の効率化や高密度化を実現しています。

 

設計

設計業務については、これまでは紙面による図面作成がメインであり、加えて2次元図面による設計のため、具体的なイメージが分かりにくいことが課題でした。

建設DXによって3DデータやVR技術を活用し、3次元モデルによる図面の可視化や、4D(時間)、5D(コスト)などによる施工計画の効率化に取り組んでいます。

 

施工

施工現場において、従来は作業員の労働力を主体とした施工が行われていました。

そこで、施工作業を自動化するためにICT施工の種類を増やしたり3次元データに基づく施工に対応したりすることで、業務効率化を図っています。また、デジタルデータを活用した新技術を導入し、作業をカバーしています。

 

維持管理

維持管理業務は、従来のやり方では人手が必須な点検作業をしなければなりませんでした。そこで、ロボットやセンサーを活用したデジタルデータで情報を管理したり、3次元で点検データを可視化したりすることに取り組んでいます。

また、測定したデータのうち、利活用できるデータを選定して納品・蓄積され、将来的な維持管理に活用することが可能です。

これらの建設プロセス全体はさらに3次元データで連携させ、新技術や新工法の導入につなげられます。